
仲間たち〜金澤流麺物語 第190回
SNSで僕の日々の活動をご覧になられている方は、僕の友人たちが遠方から次々と来沢している様子をすでにご存知のだと思います。
金澤流麺らーめん南は4月に開店したばかりですが、月に何組かは必ず他府県の友人が僕に会いに、僕の新しいらーめんを食べにやってきてくれます。
特に僕が15年過ごし、独立したらーめん屋として13年間商売をしていた辻堂の仲間たちは「我先に」とやってきてくれます。
去年の8月に石川県に引越しをしてきたので早くも一年が経ちました。
親友の剛のおかげで8カ月という速さで店を構えることが出来た時は、石川県で店を出すことが夢なのか、15年間も湘南で暮らしていた事が夢なのか、どこか地に足のつかない思いもありました。
しかし今こうして湘南時代とは全く違う味のらーめんで、この石川県という県で新たに出会えたお客様たちに囲まれ、新しい一歩を踏み出したので全て『現実なんだ』と実感します。
そして当たり前の責任や役割が僕にも与えられます。
そしてまだ金沢に来たことのない日本中の友人たちから日々応援の声が届いてきています。
金澤流麺らーめん南はまだまだ無名の小さな存在です。
まだまだ『軌道』に乗れているとは言い難い状況です。
それでも僕がそんな日々の状況に自信をなくしたり、怖じ気付いたり、脚がすくんだりする事もなくいつでも元気で堂々と過ごせるのは、いつも応援してくれる仲間たちの存在が大きいです。
そんな仲間たちの中でも今の仕事を一番見て欲しかった人たち・・・。
共に苦しんで、共に苦い汁を飲まされ、精神的に追い詰められ、疑心暗鬼の塊になり、明日の見えない毎日をズタボロになって戦った仲間たち。
そんな仲間たちが揃って石川県に来てくれました。
本当はお互いの事が大好きで仲のいい友達同士だったのに、様々なトラブルを抱えてお互いを憎んだり疑ったり対立した事もたくさんありました。
でもみんなその環境を離れてそれぞれの道を歩みだしたら、みんな気付きました。
『みんなの事が大好きだし、また会いたい』
って。
振り返ったら大笑いできる思い出話しがたくさんあります。
それを共有できる幸せって、誰とだってできるわけじゃなくて、この人たちとだからいつまでも笑いあえるねんなぁ。
去年、僕が辻堂を離れる直前、この写真の僕の奥に座る和田さんがこんな事を僕に言ってくれました。
「大祐さ、20年後もこうして同じ話で笑い合おうよ」
お互いに苦しかった頃、こんな風な言葉を和田さんから掛けてもらえるなんて想像もできませんでした。
俺ら、永遠に仲間なんで。
また絶対集まりましょう!!
俺もまたいつか辻堂に遊びにいきたいな。
そんな日を夢見て今日も頑張ります!
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明日もあなたが優しくあります様に。
明日もあなたがあなたらしくあります様に。
LOVE & BEER!
そして、らーめん♪
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